62 - ライプツィヒ(Leipzig) ドイツ



ライプツィヒは東ドイツ第二の文化都市で、ゲーテ(写真2)やメンデルスゾーン、バッハとドイツを代表する人たちが目白押しの町です。12世紀以来の長い伝統を持つこの町は、一日歩けばほとんどを見て廻れる位のこじんまりしたきれいな町です。

第二次世界大戦で打撃を受けた旧市庁舎は1990年に再建され、その建物の後ろに立っているゲーテの像は、ゲーテがファウストの中で描いた居酒屋がここライプツィヒに残存するため、文豪ゲーテを記念したものです。 素晴らしくモダンな造形美術館を訪れました。この近代的なガラス張りの建物は4階建てですが、普通のビルならば充分8階のフロアーが取れるほど天井が高く、階上へと乗ったエレベーターの大きさに驚きました(写真3)。サイズも巨大ならば天井も高く、まるで天井ぶち抜きの二階建ての家が上下しているみたいでした。

写真4はヨーロッパ最古の管弦楽団ゲバントハウスの本拠地で、メンデルスゾーンもここで指揮をしていたそうです。正面を飾るのはメンデの噴水と呼ばれ左右対称の素晴らしい彫刻で飾られています。 造形美術館で見たベートーベンの像(写真5)はライプツィヒの作家マックス・クリンゲル(Max Klinger)(1857−1920)の作品で色の違う石を使って彫刻されていてただ感心するばかりでした。でも裸のベートーベンとは誰が想像しましょうか。

私たちが訪れていたこの9月後半はオクトーバフェストの一貫か、文化祭のようで、高層アパートや高層ビルがカラフルな絵で覆われていました(写真6,7)。 この町の最も有名なトーマス教会は、1723年から1750年までバッハが教会の合唱隊を指揮していたことで、1843年メンデルスゾーンが寄付したバッハの像(写真8)が教会の横に立っています。又ステンドグラスにもバッハの肖像画が描かれ、主祭壇前にはバッハの墓が見られます。駅前の広場にはこの町の子供たちが描いたらしいバッハの肖像画がたくさん飾ってありました。

この町を去る朝、町外れのガソリンスタンドでディーゼルを入れていると、運転席の窓からイギリス人のおじさんが"君たち国へ帰る途中かい”と話しかけてきました。そして "やー君たち、去年ベルリンで会ったよね" えー!!!と驚き、よく話してみれば、昨年ベルリン・ポツダムのキャンプサイトで出会った夫妻で、奥さんは脳溢血の後遺症を持ち不自由な体でキャンピングカーの旅をしているのです。 思いがけない出会いで、ひと時おしゃべりし、又来年どこかでお会いしましょうと名前も聞かずに別れました。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

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