52 - コペンハーゲン 2(Copenhagen) デンマーク


コペンハーゲンの二日目はアメリエンボー宮殿を目指して、電車も中央駅より二駅前で降りて歩きました。 アメリエンボー宮殿(写真1)は現在の王室の住居ですが、全体に質素な造りで、どれが本館なのか判らないまま、アメリエンボー博物館として一般公開されている宮殿へ入りました。ここは1863年から1972年までの王族家族の寝室や居間、宝物などを展示してあり、特に気に入ったのが現女王の母親皇太后のドレスです(写真3)。 この宮殿の直ぐ近くには遠くからでも目立つフレデリクス教会(写真4)が有ります。ノルウェー産の大理石をふんだんに使った立派な教会です。

ここから人魚姫の像を見ようと歩いているうちに見つけたのが、デンマーク工芸博物館です。ちょうど、中央アメリカ・ニカラグアの陶芸展(8月31日ー9月30日)のプレビューで、素晴らしい芸術作品(写真5)に見とれていると、急にシャンペンを片手にした大勢の人たちに囲まれてしまいました。 多分ニカラグアの大使夫妻やデンマークの高位高官の人たちと思われ、狭い部屋で陶芸よりもおしゃべりに興味の在る人たちだったようで、そのうるさいこと。 この陶芸展のほかにも常設された陶器やガラス器、絵画、織物など素敵なものが多数あり、一日中見て居たかったのに・・・・・・。

次に見つけたのが、自由博物館(写真6)で第二次世界大戦で、レジスタントとして処刑された20代のデンマーク人たちの、家族へ送った最後の手紙が英語に翻訳して展示されていました。これには泣かされました。 この博物館から海辺を歩いて程近いところに、人魚姫の像があります(写真7)。この像はコペンハーゲンのシンポルくらいに世界的に有名ですが、期待より余りに小さく、岸辺に近く、がっかりしました。2001年の9月11日のNYテロから一年後にイスラム・テロリストに爆破され、再生に一年近くかかったそうです。本当に理不尽な事をするものだと腹がたちます。でもこの日は人魚姫を慕うたくさんの観光客に囲まれていました。

大通りを中央駅に向かって歩いていて見つけたのが、国立美術館です(写真8)。立派な建物で奥行きが深く、展示されている絵画も数知れずです。ルーベンスのソロモン王の裁決(The Judgement of Solomon)という巨大な絵(写真9)に見入っているとき、隣に居たドイツ人の夫人にこの絵のストーリーを聞きました。わが子に死なれた婦人が他人の子をわが子と言って争い、ソロモン王がそれなら子供を半分づつにしろと裁決、まるで大岡越前之守西洋版です。色彩も素晴らしく、二人でしばしたたずんで鑑賞していました。

この博物館の向かいの公園の中にローゼンボー離宮(写真10)が在り入ってみましたが、工事中で、ほとんど見られませんでした。


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