51 - コペンハーゲン(Copenhagen) デンマーク

ヒレロズ(Hillerod)からコペンハーゲンまで郊外電車で45分、キャンプサイトで薦められたコペンハーゲンチケットはここまでの交通費も入っていて、市内の交通機関と観光地の入場料も含まれたカードです。二人で三日間80ポンド弱(約1万8千円)とのことで此れを買って、翌日から三日間コペンハーゲンに通ったのです。 北欧は自転車が交通機関のメインで、素晴らしくきれいな郊外電車の中にも通勤客の為の自転車置き場がありました(写真1)。コペンハーゲンの駅に着いてみると、駅の周囲の駐輪場は自転車でいっぱいでした。

まず初めに歩ける距離でと行った所は、ニュー・カールスベア美術館です。この美術館はデンマークの代表的なビール会社、カールスベア社(Carlsberg)の社長カール・ヤコブセンによって開設され、エジプト、ローマ、メソポタミア、ギリシャなどの多くの彫刻や石棺、美術品が集められています。2006年に全館をリニューアルしたのだそうで大変きれいな明るい建物です。(写真3) 正面玄関を入ってすぐの緑に囲まれたパテオの白亜の彫刻(写真2)が見事です。 19世紀のデンマークの彫刻を集めた一室には人間の悲しみの感情をよく表現した像が多くとっても感動しました(写真4)。又デンマークの画家の絵が集められた一角はフラシュなしで写真可と有って、素敵な絵をたくさん写してきました。 この 写真5 の絵はマーティナス・ロルビイ(Martinus Rorbye)(1803−1848)の作品です。この人の絵はデンマークやドイツ・スエーデンでも見かけましたが、いつもトルコの風景を描いていてひと目で彼の絵だと判るほど、独特の画風をもっています。

コペンハーゲンは12世紀から発展してきた町で、17世紀に現存する歴史的な建造物が多数建築され、現在市街地では古い建築物が保護されていて改築は建物の中しか許可されません。(此れはロンドンの歴史建造物も同じです。)又市庁舎の塔(105.6m)より高い建物も禁止されていて、町並みは独特の重量感を保っています。(写真6,7)

美術館の次には近くのクリスチャンボー城(写真8)へ行ってみました。城の中での撮影は禁止されていました。何処でも宮殿や城の中の装飾、宝物など同じようなもので、見飽きて思い出すこともなくなるものですが、ここの大広間では大いにショックを受けました。 デンマークの王室はヨーロッパで一番古く、骨董品の宝物を見慣れた私たちに、大広間の壁を埋める色鮮やかなタペストリーには呆然としました。 これらはマーグレーテ二世女王の50歳の誕生日を記念して、デンマークの画家によって過去と現在の王室を漫画風な下絵に描かれ、10年かかってプレゼントされたものだそうです。 今まで見て来た色あせた宗教画のタペストリーとは余りの段差にショックと、このようなモダンな絵を受け入れる国民に尊敬すら感じました。

写真9は三十万本以上のマッチ棒で造ったタジマハール宮殿で、此れは”信じるか信じないかは貴女次第”と言う博物館(Ripley's Believe it or not) で見たものです。ここの展示物は古くて埃が立つような感じがして早々に引き上げました。

キャンプサイトへ帰る前に立ち寄ったのが、チボリ公園(Tivoli)です。中央駅の直ぐ前にあり、一日中歩き回って疲れた体で、騒々しい音楽とジェットコースターや歓楽乗り物は見るだけで疲れて、早々に帰ってきました。公園内のお土産店やレストランの屋根に草花が生い茂って花盛りだったり(写真10)レタスがきれいに植えられていました。

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右の上コーナーに白地に黒で英語が書かれています(Fill in with your Imagination - ここの空白はあなたの想像にお任せします)
 
 
 

Queen's Tapestry

下のほうには20世紀の有名人の顔が入っています。ケネディー、ガンジー、チャーチルなど。 その少し上の真ん中辺りにヒトラーが居て右上3分の2くらいにビートルズがいます。

 

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