39 - ストックホルム 3
(Stockholm) 
 スエーデン



王宮のあるガムラ・スタンから見えるユールゴーデン島も橋でメインランドと結ばれていますが、オペラハウス(写真1)を横目に見てベルツェリー公園のフェリー乗り場から出ているフェリーで数分、ユールゴーデン島に着きます。ここには世界最古の野外博物館スカンセンのほか多くの美術館、博物館があります。

着いて直行したのがウ"ァーサ号博物館です。(写真2) この戦艦は1628年ドイツの30年戦争に参加するため、王宮付近から処女航海に出てストックホルム港内で突風のため沈没したもので、現存する最古の完全船として展示されています。 全長62メートル乗組員437人で当時としては非常に大きな帆船ですが、戦艦にしては船尾に華麗な彫刻が施され素晴らしい芸術作品を見ているようです。船を長く保存するため、弱い光を使用し、水分を充分に保っています。

この博物館のすぐ近くに建つ宮殿風の建物は北方民族博物館(写真3)です。16世紀から現代までのスエーデンの発達歴史が学べます。

野外博物館スカンセンは、急激な近代工業化によって古い伝統を失って行くことを恐れた創設者のハッセリウスによって、スエーデン中から150棟の文化・歴史的建物が移築され1891年にオープンしたものです。 小さな工房には陶芸、ガラスメーカー、印刷所、金物屋など人々の生活、仕事などを実際に見ることが出来ます。

機を織っていた若い女性2人にリネンの材料は何かと聞いたところ、写真5のリンシードを採る植物フラックスを見せられました。リンシードはパンやケーキの中に入っていて健康食品のひとつになっていますが、その茎までがリネンの材料として利用されているとは知りませんでした。 ここでも昔からの人間の英知に感激しました。

シンプルなステージのある一角で、スエーデンの各地方の伝統民族衣装に身を包んだ男女が、バイオリンとアコーデオンの音楽に合わせて、フォークダンスを披露してくれました。暑い日差しの下で観客も、ダンサーも汗にまみれて楽しみました。 スエーデンの建築物も以前フィンランドで見た木造建築とほとんど代わりが無い様に見えます。又屋根に草花がいっぱい生えている小屋などは、ノルウェーの田舎で多く見られた建物です。

動物園も充実していて、北欧の動物、狼やトナカイ、鹿などのほかに、リーマの檻の中に入って写真を撮ることも出来、猿やマントヒヒの檻等丸一日楽しめるところでした。


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