35 - ヘルシンキ(Helsinki)
 フィンランド



南カレリア地方から首都ヘルシンキへ向かうにつれ、道路に木材を運ぶトラックが多くなり、道端には今まで見られなかった麦畑が現れました。 ヘルシンキへ行く前に海辺の町ロビッサ(Loviisa)で一泊し,翌日午前中にはヘルシンキ郊外のキャンプサイトに落ち着きました。ロビッサからヘルシンキまではフィンランドで初めての高速道路でした。

キャンプサイトは非常に整備されキャンパーやキャラバンがぎっしり駐車しています。テントを張っているキャンプ場も広く7月末からの夏休みに入ったせいもあり、若い人たちがたくさんキャンプしていました。 キャンプサイトのすぐ外にヘルシンキ市内へ行く地下鉄の駅があり、ツーリストチケットが安くて便利だとの情報で3日券を買いました。この券で市内の交通(バス、地下鉄、路面電車、スオメンリンナ島へのフェリー)が全部有効です。 ヘルシンキの中央駅から路面電車で港へ向かっている途中見えたのが真っ白の大聖堂(写真2)です。元老院広場の真ん中にロシア皇帝アレクサンドル2世の銅像があり、広場から大階段の真上に聳えるのがヘルシンキ大聖堂です。 訪れた日は土曜日で結婚式が行われていて中には入れませんでした。そしてこの大聖堂の近く、マーケット広場は港の周辺でお土産や食べ物の露天が並んでいて、私たちも昼食のパエリヤと小魚のフライを食べました。

マーケット広場から見える赤レンガ造りの教会は北欧最大のロシア正教のウスペンスキー教会で(写真3)内部は今まで見た西洋の教会とは全く違います。(写真4) 大聖堂、マーケット広場、ウスベンスキー教会がヘルシンキで一番観光客が集まるところだと判りました。

ヘルシンキの2日目には港からフェリーで約15分のスオメンリンナ島へ渡りました。あいにくこの日はにわか雨が何度も降って寒い日でした。 この島はフィンランドの南を守る要塞として、防御壁がめぐらされています。(写真6)昔実際に使われていたという潜水艦も展示されていました。(写真7)この島はユネスコの世界遺産に指定されています。 中央駅の近くにフィンランド最大のアテネウム美術館があり、2時間我を忘れて楽しみました。ここにはフィンランドを代表する画家の絵がそろっており、特に気に入ったのがアクセリ・ガッレンーカッレラのカラフルな作品です。フィンランドを代表する抒情詩カレワラを題材にした興味をそそる絵がありました。それで大きな本屋に入り英語版の抒情詩カレワラを買ったのです。

3日目に興味深い岩窟の教会へ行きました。(写真8)ここは岩を自然な形で保とうと、デザイン競技会で優勝した作品で設計され、1969年に完成したものです。観光バスが何台も乗り付けてくるような有様で観光客がワンサといました。このテンペリアウキオ教会は別名ロックチャーチと呼ばれ、外観は決して教会とは見分けられません。 そのロックチャーチからゆっくりと歩いてたどり着いたのが、フィンランドの代表的作曲家シベリウスのモニュメントのある公園です(写真9,10) この日も寒くて小雨がふりだし、早々に路面電車でデザインミュージアムヘ行き、1時間半感嘆しながら見て廻り、写真が撮れたらどんなにいいだろうと残念に思いました。

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