29 - マナマンサーロ・キャンプ場
(Manamansalo Camping)
 フィンランド



ロウ"ァニエミの町外れにはフィンランドに来てはじめてのショッピング・コンプレックスがあり、ここでしっかり食料品を買い込み又針葉樹の森の中の真っ直ぐの道を南下しました。 オウルヤルビ湖畔(Oulujarvi)の町カヤーナ(Kajaana)を目指しているうちに、道に迷い途中の川渕の小さなキャンプサイトで一泊しました。

午後フィンランドの10代の男の子4人が川に飛び込んで遊んでいます。このとき初めて気がついたのは、この川の水が真っ黒なのです。(写真2) それまで空のブルーを映して水はブルーに見えたのですが、子供たちの水面下の体が見えません。飛び込んだ時も水しぶきが茶色なのです。 この国には高い山がなく、古代から堆積された植物で出来た泥炭の間をくぐってくる水は、鉄分を含んで茶色から黒色に近い色なのです。 これ以降、フィンランドだけではなくスエーデンの湖でもやはり茶色の水だと気づきました。

ここのキャンプサイトも蚊が大変多く、キッチンでクッキングする時も、蚊取り線香をつけていた有様でした。トイレなどもってのほか・・・本当に困ったものです。 オウルヤルビ湖(Oulujarvi)の中の島にキャンプサイトを見つけ、蚊から逃れるように、早朝この小さなキャンプサイトを後にしました。 途中から松林の地面が一面に白く、不思議に思って近寄ってみると、今まで見た事もない地衣類でした。(写真3)これは緯度と関係があるのか、スエーデンでも同緯度でこの地衣類が一面にはびこっていました。

マナマンサーロのキャンプサイトはオウルヤルビ湖の真ん中にあり突き出た半島から橋で結ばれています。大変大きなキャンプサイトで、高い真っ直ぐに伸びた松林の中にキャンパーやキャラバン、テントが散らばっています。サイトの設備も素晴らしく、キッチンや食堂、遊園地まですべてがそろっています。 オウルヤルビ湖は海のように大きく、茶色の水が湖畔に波打っていました。(写真6) キャンプサイトの周囲に散歩道が有るとのことで、簡単な地図を持って散歩に出ました。真っ直ぐな松林とあちこちに散らばる大小の湖の畔を歩いていると、一箇所の湿地帯で急に蚊が湧き上がるように出てきて、薄着のポールが頭や服の上からも襲われ、必死で逃げ帰ってきました。

キャンプサイトでは蚊はいなくても、もう何処にも行きたくないとポールが嘆いて、キッチンのオーブンで甘みの少ないビスケットを焼いて時間つぶしをしていました。翌日は島の反対側から無料のフェリーで島を後にしました。(写真10)

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