22 - ノールカップ(Nordkapp) ノルウェー  

昨夜激しい嵐で寒さに震え上がったのに、一夜明けたこの日、7月11日は素晴らしい青空でノールカップまで30Km、キャンプ場から急な坂道を登ってゆきました。あたりは一本の木もない荒野で、山の途中からキャンプサイトやホテルが見え、この島を取り囲んでいるフィヨルドが青く輝いています。

途中で道を間違えて、たどり着いたところは人口約175人のスカルスウ”ォーグの村でした。(写真3)こんなところにも人が住んでいるのかと思うくらいの小さな入り江の周りに家が立ち並び、漁船が数隻停泊していました。 もちろん店などは見えませんでしたが、小さな郵便局のマークが目につきました。ここの島では11月18日から1月24日までは太陽が昇らないのです。そんな太陽のない2ヶ月間の厳しい冬など想像も出来ませんが、夏は5月11日から7月31日まで真夜中の太陽が見られるわけです。

30Kmは荒野の中の上下の激しい道で、サイクリングであえいでいる人たちを気の毒に思いつつ追い越し、とうとうノールカップに着きました。 入場料が結構高いのですが、48時間駐車可でたくさんのキャンパーが真夜中の太陽を見るために駐車しています。 写真7のノールカップホールには世界最北の郵便局、小さな教会、レストラン、バーやシアターがあります。シアターではこの地域を空中撮影した映画を30分おきに上映していて、たとえどんな天気でも、真夜中の太陽が見られるようになっています。

高さ300メータの崖の上の岬(写真11)には地球をモチーフしたモニュメントがあり、記念写真を写す人たちでいっぱいでした。(写真8) 又世界の子供たちがデザインしたと言うモニュメント(写真9)が有って、そのうちのひとつは日本の女の子であゆみと書かれています。

我が家を出て4週間、2215マイル(3542Km)でヨーロッパの最北端へたどり着いたのです。キャンパーからイギリスの友達や娘のソニア、息子のケンに ”ノールカップに着いた。Banzai” とテキストメッセージを送りました。友達からすぐ”Omedeto”の返信がありとっても嬉しく思いました。

この岬は海が180度見渡せ、山や丘など高いものが一切ないので、このような晴天の日は太陽を24時間見ることが出来ます。 でも今までに3回も真夜中の太陽を見てきたので、もう充分と午後の2時にノールカップを後にしました。 又お金を払って海底トンネルを通り、島から100Km南下しました。

途中の道ではいたるところトナカイが道路上にさまよい出て、その度に交通がストップしました。でもこんなにたくさんの群れが出てきたのは、後にも先にもここだけでした。

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