21 - ノールカップ・キャンプサイト
(Nordkapp) ノルウェー  

アルタからは目指すはヨーロッパの最北端ノールカップ(Nordkapp)です。 この日は雨が降ったりやんだり、本当に寒い日でした。進む道も時々南下してくるキャンピングカーとすれ違うだけでした。何処まで行っても不毛の地のような緩やかな丘を抜けて、海辺の町オルダーフィヨルド(Olderfjord)からは海岸に沿って北へ向かいました。 海岸線の岩はスレートで出来ていて(写真4)、いたるところで崩れていました。

緩やかな丘には今まで見られた残雪はほとんどなく、ただ身を切るような冷たい風が吹いていました。 きんぽうげの黄色だけがこの荒々しい風景を和らげていました。たまに広がる草地にトナカイが放牧されていて、初めて見るトナカイに感激したものです。 ノールカップはマーゲロイ島の北端にあり以前はフェリーで対岸に渡っていたものですが、1999年に6.8Kmの海底トンネルが開通し、アクセスが楽になったとのことです。でもこのトンネルの通行料が高くキャンパーを6メーターと偽って安く(片道16ポンド)で通り抜けました。 フェリーがなくなって気の毒なのはこのトンネルを通るサイクリングの旅行者です。このトンネルは3Kmのくだりと1Kmの平地、そして3Kmも上りで、車が排気ガスを撒き散らして走る横を必死でこいでいる人や、上りの3Kmを大きな荷物を積み上げて自転車を押して歩いている人たちがいました。

写真9は最果ての町ホニングスウ”ォーグ(Honningsvag)で人口3500人、漁船が出入りする港町ですが、ノールカップの玄関口として多くの観光客でにぎわっているそうです。町が見渡せる対岸の道端から大きな観光船が港に停泊しているのが見えました。 キャンプサイトはこのホニングスウ”ォーグから7Km北で、大きな立派なホテル(写真10)と10軒くらいのロルブーと設備の行き届いたキャンプ場から成っています。夕方から暴風雨になり何時の間に来たのか、キャンパーやキャラバンが15台ほど泊まっていました。

キャンパーの窓からホテルの入り口や、テントを張ってある草地や、ノールカップへ登る坂道が見えます。夕方雨の中を、坂道を必死でペダルを踏んでいる二人組みのサイクリストや、5時過ぎてテントをたたんで自転車の後ろに積んでいってしまった若者など、いろいろな人生が見られます。 雨と風でこの日はキャンパーの中に、電気ストーブとガスストーブもつけて暖をとっているのに、外では半ズボンの若い男性がテントを張っていました。 ホテルには観光バスが3台停まっていました。

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