01 - Kuala Lumpur

 


3月上旬から2ヶ月間、マレー半島とボルネオ・マレーシアを旅行してきました。今日からしばらく写真と旅日記をお送りしたいと思います。

私たちはマレーシアが大好きで今回が4回目ですがボルネオは初めてです。 ただ単に観光旅行ならば、観光地は一度見てしまえば同じところを何度も見る気がしませんが、クアラ・ルンパーは旅の拠点であり、ショッピングには最高の都市なのです。 今回はクアラ・ルンパー(KLと呼びます)に着いた日から1泊が22ポンド(約5千円)の中流ホテルをインターネットで予約して行きました。 ラディアス・ホテルはKKの中心地にある高層ホテルで17階のデラックス・ルームで4泊しました。マレーシアのホテルでは1泊17−18ポンド以上はほとんどが朝食付です。

また大変暑い国ですから、どんなに安いホテルでも、冷房のないホテルには泊まりませんでした。(パーヘンチアン島を除く)

ホテルを出ると周囲は一面の食堂とショッピング街です。KL は町中が食堂とお店で出来ているような錯覚を覚えます。 食べ物が安くおいしく中華、マレー、インド料理など選択肢が多く日本人には最高の国ですが、ポールにとってはせめて1週間に1度フィシュアンドチップスが食べたい・朝食にはトーストと卵をと、旅の後になるほど切実な願いになっていきました。その結果で私はしっかり太って丸々、ポールは6KGも減量して帰国したわけです。

さてクアラ・ルンパーといえばなんと言ってもペトロナスタワーです。この建物は何度見ても感激物です。この2つのタワーにかかる橋は観光客用にオープンしているのですが一日の人数制限があり朝、7−8時頃に並ばないと絶対に上ることは不可能です。だからKL に4回も行っていながら、一度もこの橋に登ったことがありません。

 



このタワーの下には大きなショッピングセンターがあり一部に伊勢丹のデパートが地下から4階を占めています。また紀伊国屋が5階にあります。 このショッピングセンターの一番の魅力はなんと言ってもフード・コートです。4階の1部に真ん中はテーブルと椅子が一面に並び、その周囲はあらゆる種類の食べ物屋が店をだしています。客は好きな店で好きなものを買って来て真ん中のテーブルで食べるわけです。 もちろん私は麺類や寿司など、ポールはフィシュアンドチップスを買って来て二人仲良く食べます。このタワーのお店は、KLの数あるショッピングセンターでも一番高値ですが、お昼時分のフードコートはマレーシアの若者に占められ、開いているテーブルを探すのが大変なくらい繁盛しています。こんな様子を見るとこの国は経済的に上昇しているのを感じます。

ここに来るとどうしても食べたいのが、カキ氷です。マレーシアのカキ氷は子供の頃に食べた日本のカキ氷とは少し違って、容器の一番下には小豆や寒天などが入っていて、その上に色つきのシロップと甘いミルクをかけたカキ氷がしっかり乗り、またその上にやわらかいスィートコーンとパリパリのピーナッツがかかっています。

このペトロナスタワーとKLタワーは夜の照明が素晴らしく、遠くから見ると宝石のように輝いて見えます。 KLタワーは私たちが泊まっていたラディアスホテルの近くの小高い丘の上にあります。一番上は360度見渡せる展望台になっていて、近代的な建築物のひしめくKLの市街は見渡せます。またこの1階下には高級レストランが入っています。



このKLの交通機関は地下鉄と通勤列車そしてモノレールです。タクシーが素晴らしく安くて便利ですが、KLのラッシュアワーにぶつかったら身動きできなくなるので、やはり公共機関を使うことを知っていたほうが身軽に動けます。どれも冷房が利いていて気持ちがよいのですが、降りた途端にめがねが曇って見えなくなるくらい湿度が高く冷房も強いのです。


メデカスクエアのイスラム・ムーア様式のスルタン・アブドゥル・サマド・ビルは、政府のオフイスと最高裁判所が入っている、歴史的また美術的にも素晴らしい建物です。毎週末この写真のように素晴らしい照明がなされまさしく一見の価値があります。今回は帰国前日にわざわざ電車で出かけて写真を取り捲った次第です。 この国の犯罪に対する刑罰は恐ろしく厳しく、ホテルで配られる英語の新聞によれば、マリファナを所持していた男性は懲役10年と10回の鞭打ち刑です。麻薬の売人など死刑と鞭打ちの刑が宣告されました。



マレーシアはマレー人によるイスラムを国教とする国ですが、経済はマレー系中国人に掌握されていて、どんな田舎の町へ行っても必ず中国人街があります。街の表示もアルファベットと中国語で書かれています。このKLの中国人街は大変大きく毎晩夜遅くまでストリートマーケットが開かれ観光客でごった返していました。

最後の写真はホテル近くの路上食堂で夜も11時半ころ、やっと人どうりが少なくなってきました。

 

 

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